ただ漠然とした不安がある場合は食生活が原因のことも多い
12時は太陽が真上にいるはずなのだが、ドイツのこの時期には太陽は真上に来ることなく上りきる前にまた傾き沈んでいく。
一度も昼間が来たという感じがせず、朝焼けのまま夕方になり17時には完全に日が沈む。12月は16時には完全に暗くなる。
今までには落ちていなかった大ぶりの落ち葉を踏みながら、13時なのに斜めに差し込んでくる陽の光と濃くできる影を見て公園を歩く。
以前はこの日の短さがひたすらに憂鬱でだった。生活する時間が奪われているような感覚になり、夏との差がさらに気を滅入らせていた。
しかし逆に言えば夜になるのが早く夜が長くなる。
夜にゆったりと自分の時間を過ごすのが好きな自分には逆に良いことであると思うようになった。
日中にすべきことを済ませ、早く訪れる夜に落ち着いた時間を長く過ごす。
夏と違う良さだと考えることができればこれを憂鬱に思わなくなれるかもしれない。
物事をどのようにして前向きに考えるのか、自分の精神を自虐に持っていかず健康的にいられるかというのはとても大事なことだ。
自分は不幸だと嘆いたり、自分の不遇を他人や環境のせいにしたり、自分はだめな人間だと思ったり、自分を嫌いになることは誰でも直ぐにできるとても簡単なことだ。
しかしそれは何も生み出すことはない。
そんなことをいっている人間には誰も興味を示さないから。
そんな思考を持って一瞬楽になれる気がするのかもしれないが自分は全く変わらないし、状況は変わることはないから。
自分が不幸なのは国のせいだ
などと喚いて得られることは「こいつは文句ばかり言っているダメ人間だ」と思われることだけだ。
前向きになるために、食生活はとても重要な要素である。
食事を疎かにしていると憂鬱になりやすく、どんどん暗い気持ちになっていくというのは科学的にも実証されている。
特に原因のわからないぼんやりとした不安やストレスは、食が原因であることが多い。
追い詰められたり不安を感じているときは食欲がなくなったり食生活が乱れやすいから悪循環に陥りやすく注意が必要である。
憂鬱さを減らす食生活
・果物を多く摂る(りんご、いちご、バナナなど)
・タンパク質をとる(鶏肉、卵、チーズなど)
野菜はもちろん食べるに越したことはないのだが、それが苦手な人はこの2つを意識すると良いと思う
炭水化物だけで空腹を満たしているとだんだん精神のバランスを崩していく可能性があるから注意が必要だ。
アボカドもいい気がする。
アボカドに、しょう油とごま油とお酢と塩を混ぜたものをかけて食べるととてもおいしい。
適度な運動も大事だがやはり食だ。
試しに毎日スムージー生活なども意外と効果的かも知れない。
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